ホーム フォーラム Texas Instruments オーディオ TAS5704のSE出力について

このトピックには2件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 年前FI43101 FI43101 さんが最後の更新を行いました。

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  • #2033 返信
    Osugi
    Osugi
    参加者

    TAS5704のSE出力について

    デバイス型番:TAS5704

    毎度お世話になります。

    TAS5704につきまして
    SE出力をオシロで調査した所、ピークで30Wを超えるような出力が計測されました。
    しかし、データシートを確認しますと、SE構成の4Ω、24V使用で
    18W程度までしか出ないと読み取れます。

    そこで下記二点をご教示して頂けないでしょうか。

    ・データシート上の4Ωと実負荷の8Ωの違いはありますが、
     20W出力のデジタルアンプから30W出力されるのがありえるのか

    ・ありえるのであれば、どのような原理で出力されるのか、教えて頂けないでしょうか?

    以上どうぞ、宜しくお願い致します。

    #2065 返信
    FI43101
    FI43101
    従業員

    Osugi様

    ご連絡いただきありがとうございます。

    確認させていただきたいことがあります。

    どのような周波数成分の信号を入力されているでしょうか。
    オシロスコープの電圧は何Vでしょうか。

    以上、よろしくお願いいたします。

    FI43101

    #2128 返信
    FI43101
    FI43101
    従業員

    Osugi様
    添付資料に TPA3126D2 50-W Stereo, Analog-Input, Class-D Audio Amplifier の
    TINA-TI model による出力電力シュミレーションを示します。
    TAS5704のAnalog-Inputに対し、TPA3126D2はAnalog-Inputですが、
    電力出力段はどちらのモデルも同様なClass-D amplifierを採用しています。
    シュミレーション・データから、Class-D amplifier の出力波形(OUTPR, OUTNR, OUTPL, OUTPL)は
    負荷抵抗値 (Rch-4ohm, Lch-8ohm)にかかわらず、電圧振幅が0–24V(AVCC)のPWM波形となり、
    出力電圧は下記の値になることが確認されます。

    Rch output voltage = \f(12.64,√2) = 8.94 [Vrms]
    Rch output power = 8.94^2/4  = 20 [W]
    Lch output voltage = \f(14.49,√2) = 10.24 [Vrms]
    Lch output power = 10.24^2/8  = 13.11 [W]

    TAS5704のClass-D amplifier出力電圧は、負荷抵抗値にかかわらずほぼ一定の値でり、
    負荷抵抗が小さくならない限り、出力電力が大きくなることはありません。

    以上、よろしくお願いいたします。

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